ぱぽぽぴぽインタビュー
この度、名古屋大須のレンタルスペース maison shintenchi(メゾンシンテンチ)では名古屋学芸大学 メディア造形学部 映像メディア学科所属の有志2名による展覧会「ぱぽぽぴぽ」が開催されます。
今展覧会について色々とお話を伺いました。
展示会についてお聞きします。
今回の展覧会「ぱぽぽぴぽ」のイメージや、コンセプトなどありましたらお聞かせください。
−今の段階での学生2人の到達点を見て楽しめる展示をテーマとしています。
自主展覧会を開催することになった経緯を教えてください。
−「卒業するまでに一回は自主展示したいよね」と2人で話してたことをきっかけに、自主展覧会をすることにしました。
松井さんについてお聞きします。
普段はどのような作品を制作し、また活動をされていますか。
−女性的な身体のかわいらしさ、なまめかしさをモチーフにし、布を用いて作品を制作しています。
まだまだ学内での制作で精一杯ですが、今回のような自主展覧会を経て、いろいろな場所でも活動してみたいと考えています。
芸術にはいつごろから興味があったのでしょうか。
−興味が特に強くなったのはゼミに入った大学3年生からです。
自分の研究対象となる、女性的な身体についてリサーチしたり、これまでの芸術作品に触れていく中で表現の面白さに気がつきました。
名古屋学芸大学 メディア造形学部の映像メディア学科を専攻するにいたった過程を教えてください。
−高校生の時はコマーシャル映像やミュージックビデオを作ってみたいという思いから学校を探し始め、名古屋学芸大学に興味を持ちました。
映像メディア学科では、コマーシャル映像のような短い動画制作から映画、3DCG、サウンドまで多岐にわたる専門分野を横断的に学べるというところに惹かれ、専攻しました。
創作活動をする上で大切にしていることやルーティーンなどあれば教えてください。
−まだまだ手探り状態なのですが、今は自分がやりたいことを見失わないように意識しています。
自分の作りたい作品のイメージに合うような画像や作品を紙に印刷してノートに貼り、迷ってきたらそれをみて思い出すようにしています。
好きなアーティストや影響を受けた人物、作品はありますか。(理由も教えてください)
−影響を受けているのはエルネスト・ネトという作家です。大きな空間を使い、布の特性を活かした柔らかくて有機的な作品を制作しています。
私自身、まだ実際に体験できてはいないのですが、作品集をみたとき、空間に存在するもの全てのかわいさに誘引され、実物に触れていないのに、まるで触れてしまっているかのような衝撃を受けました。
今後やってみたいことはありますか。
−鑑賞者との対話までアーカイブするような作品を制作してみたいです。
何かと白黒つけて名前をつけたり、互いの意見が異なるとすぐに対立してしまう今の時代に、それぞれを尊重し、思いを重ねられる場を、何かしらの形で実現できたらいいなと考えています。
お忙しい中、ご回答いただきどうもありがとうございました。
展覧会「ぱぽぽぴぽ」の開催が楽しみです。
ぜひ足を運んでみてください。