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オカユウリ インタビュー

 

名古屋のレンタルスペース maison shintenchi(メゾンシンテンチ)では
3月19日(木)-3月24日(火)の6日間、作家、オカユウリさんによる個展「gift」を開催いたします。

オカユウリさんは愛知を拠点にイラストレーター、アーティストとして活動されている作家さんです。
多くの方に知っていただくため、今回の個展「gift」について伺ってみました。

 


今回の個展「gift」について教えてください

 

今回の個展「gift」のテーマやイメージがありましたらお聞かせください

− 絵にはたくさんの気持ちが乗っています。
作者の思いはもちろん、それを見た人もそれぞれ違った思いを作品に重ねて鑑賞するのだと思います。
たくさんの人に作品を手に取っていただけるようになって、最近ではプレゼント用の似顔絵も描かせていただけるようになって、特にそれを感じています。

作品の中の少女たちは誰かに伝えたい想い、伝えたくてもできない想いを持っている。作者は作品を通して何かを伝えて、見た人は作品から何かを受けて作者に返す。
そういったような本来目に見えない気持ちのやりとりや人の心に色をつける、をテーマにしました。

 


 

今回の個展ではどのような作品を展示されるのでしょうか

− 透明水彩や水干絵具などを使ったイラストレーション作品です。
原画ならではのラメ感や、少女たちの目からにじむ心の中を想像しながら見てみてください。
「お花屋さんを作ってみたい!」から始まった今回の個展。空間ごと私の世界に、を目指しているので余すことなく楽しんでいただければ嬉しいです。

 


 

作品を作り始めたきっかけなどあれば教えてください

− 両親がデザインの仕事をしていた影響で物心ついた時から絵を描いていました。
作家を視野に入れ始めたのは美術科の高校に進学したことがきっかけだったように思います。

 


 

花と少女を重ね、構成して描かれていますがそれらのモチーフに至ったエピソードなどございましたら教えてください。

− セーラー服はもともと好きでよく描いていたのと、花は描くのが苦手でずっと練習をしてた時期があります。気付けばその2つをいつも描いていて、モチーフについて考え出すようになりました。
考えを持つよりも先に何となく描き始めたものですが、きっと昔から自分の中で大切だったのだと思います。


 

制作には水彩絵の具や水干絵の具を使用されているとのことですが、画材や技法には何かこだわりはありますか?

− 透明な水彩絵具の繊細なにじみと、不透明な水干絵具の白っぽくマットな感じがそれぞれ大好きで…。
本来同じ画面に乗ることはない2つの画材ですが、一緒だからこそ生まれる魅力を引き出せるように日々研究しています。

 


 

影響を受けた作家や好きな作品などありましたら教えてください

− いつも答えに迷う質問なのですが、有名作家より周りの友人や身近な人の作品からの方が影響を受けているような気がします。いいなあと思った作品の特に惹かれた部分を噛み砕いて吸収して、を繰り返してきました。

 


 

今後の予定や、やってみたいことはありますか?

− 5月 大阪ミニ個展「あいまいで」 galleryIYN
8月 東京個展 デザインフェスタギャラリー

自分の制作や展示を精力的にやっていくことはもちろん、これからは商業的な制作やコラボ、ワークショップなんかもやってみたいなあと思っています。
何にでも興味を持つ方なのでとにかくいろんなことを経験してみたいです!

 


オカユウリさんお忙しいところどうもありがとうございました。
水彩画材で仕上げられた瑞々しい作品の数々、ぜひ会場でお楽しみください。

 

オカユウリ名古屋個展「gift」

【開催日時】
2020-3-19(木)〜3-24(火)
11:30-18:30
※初日16:00から/最終日16:00まで






オカユウリ

旭丘高校美術科卒業、神奈川県在住。
透明水彩や水干絵具などを使って花と思春期の少女の儚さ、秘めた想いのいじらしさを描きます。
ぜひ少女たちの心の中を想像しながらご覧ください。

Instagram : @blackistat2