名古屋大須のレンタルスペース メゾンシンテンチ,名古屋大須のレンタルスペース

久保木亜紀インタビュー

この度、名古屋大須のレンタルスペース maison shintenchi(メゾンシンテンチ)では、
イラストレーター「久保木亜紀(クボキアキ)による「久保木亜紀個展「絢爛華麗」」が開催されます。
今回の個展やご自身ついて色々とお話を伺いました。

 


個展やご自身についてお聞かせください。

初めて名古屋で個展を開くことになった経緯などがあれば教えてください。

−妹が愛知県在住で、私自身も頻繁に訪れていて親しみがある為、ずっと名古屋で開催したいと思っていました。


今回の「絢爛華麗」は、どのような個展になるのでしょうか。

−名古屋の華やかなイメージで、カラフルな絵をさらに豪華に描きました。


主に動植物をテーマとして描いている理由を教えてください。

−性別や人種を感じさせずに多様なメッセージを表現でき、描いていて私自身も癒されるので、動植物を好んで描いています。



4色の絵の具で描いている理由や、その4色を選んだ理由を教えてください。

−まずは自分が快適だと感じる色5〜6色のみで描いていて、そこからさらに不必要と感じる色を省いていくうち、今の4色のみで描くようになりました。


制作の際、どのようなものからインスピレーションを得たり、ソースにしていますか。

−普段の生活の中で起こる出来事や感情、海外生活で感じたことなどを、小さい頃から目にしていた宮崎の風景や光を落とし込んで描いています。



制作する上で、大切にしていることや意識していることはありますか。

−絵は私にとってコミュニケーションツールなので、観てくれる方との繋がりや、絵を手にしてくれた方のその後の生活まで物語が広がることを意識して描いています。


影響を受けた作家や人物、出来事などがあれば教えてください。

−生活の中で目にする景色の美しさを教えてくれた母、身に起こることに無駄なことはないと教えてくれた父、努力して継続していく大切さを教えてくれる妹、自分を活かすアイデアやプランのアドバイスをくれる夫です。



何ヵ国か海外移住経験があるとホームページで拝見しました。イラストレーターとして活動をしていく上で、海外生活の経験から得たことや、今の自分に繋がるような印象的なエピソードなどがあれば教えてください。

−色々な国で色々な風景を見たり色々な生活をしてきましたが、結局は故郷宮崎に似た場所を探していることに気付き、絵も同様に、新しいものを探すばかりではなく、小さい頃から見ていた自然や生き物を描く事で自分らしい作品を生み出せているのではないかなと感じています。


これからの目標や夢をお聞かせください。

−全国各地で展示会を定期的に開催し、いつも応援してくださる皆さまに直接絵を見ていただける様に頑張っていきたいです。


最後に、イラストレーターを目指している人へ向けてメッセージをお願いします。

−沢山絵を描くのはもちろんですが、沢山の人に絵を見てもらうことも大切な経験なので、ぜひ勇気を出して、展示やイベントに積極的に参加していくと良いと思います。


お忙しい中、ご回答いただきどうもありがとうございました。
イラストレーター「久保木亜紀(クボキアキ)による「久保木亜紀個展「絢爛華麗」」の開催が楽しみです。
ぜひ足を運んでみてください。

 






久保木亜紀(クボキアキ)

4色の絵の具でカラフルな絵を描くイラストレーター久保木亜紀。

宮崎県延岡市生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。在学中からフリーのイラストレーターとして東京で10年活動。2011年、地元宮崎にてアートスクールを開校。2015年、タイへ単身移住。その後オーストラリア、インド、東欧ジョージアと居を移し、2021年帰国。現在は愛媛県在住。海外移住経験と夫との馴初め漫画「アキニッキ」を2018年よりインスタグラムで発信し注目を集め、講談社ウェブマガジンmi-mollet掲載。NHKデジタルマガジンにて「4コマ漫画海外移住録 アキニッキ出張版」を連載。2023年ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート主催アーティストインレジデンスに採用されたことをきっかけに、漫画執筆から展示活動まで多方面で活動の幅を広げている。

HP:https://akifile.com/
instagram:@akissforyu